セキュリティ強化がついに本格的に始まりそうです。
データ保護への風潮は前から噂になっていましたがとうとう明確になりました。
非HTTPSサイトで表示される「保護されていない通信」のラベルがデータ入力時に赤く変化
「HTTPS化」に対応されていないとアドレスバーに赤く「保護されていない通信」と警告が表示されます。一部の気密性の高いウェブサイトで遭遇していた赤表示が身近な存在に。
今後Googleが求める「HTTPS化」の波。どのウェブサイトにも推奨していきます。
Googleは機密性の高い情報を取り扱うサイトでなくても、HTTPS対応を推奨しています。すべてのウェブサイトにおいて対応を求めていく流れになります。もっともGoogleによると世界的にHTTPS対応は84%は進んでいるとのこと。
ほとんどのWeb上は「HTTPS」に対応していると発表されています。非対応のウェブサイトは今後の検索結果にも影響が出てSEO対策も変わっていきそうです。
Googleから「HTTPS」の必要性について
詳しくは下記の通りです。
”HTTPS は、ウェブサイトとユーザーのブラウザ間の通信を侵入者が改ざんすることを防ぎます。 侵入者には、明確な悪意のある攻撃者と、ページに広告を注入する ISP やホテルなどの、合法だが煩わしい企業が含まれます。
侵入者は保護されていない通信を悪用し、機密情報の提供やマルウェアのインストールをユーザーが行うように仕向けたり、サイトのリソースに自分の広告を挿入したりします。 たとえば、サードパーティによっては、ユーザー エクスペリエンスを損ない、セキュリティ上の脆弱性を引き起こす可能性のある広告をウェブサイトに注入する場合があります。”
「HTTPS」はウェブの未来!
「HTTPS」は、侵入者がウェブサイトとユーザー間の通信を傍受できないように保護します。情報が漏れる可能性をなくして、どのユーザーも安心してウェブサイトが楽しめるように…。
ということですが、この記事を書いてからSNSのGoogle(+)プラスから、最大50万人のデータ流出の恐れがあると発表されました。セキュリティ強化を進めていく中でなんとも皮肉なニュースでした。
いまやGoogleは日々の生活に欠かせない存在になっています。
アンドロイドOS、Eメール、地図、ナビゲーションなど見渡せばGoogleだらけ。安心して利用できるアプリケーションのセキュリティ強化が一層望まれます。
そもそも「無料」のビジネスモデルだから批判はできないのでしょう。