By DreamHack
日本ではまだまだサブカルチャーの扱いが強い「eスポーツ」
いわゆるゲーマーが活躍するのがエレクトロニックスポーツです。
海外ではすでにプロスポーツとして認知されています。専門の番組もあり大人気で大手スポンサーもサポートして盛り上がっているようです。ゲームジャンルは主にFPS、RTS、格闘ゲーム、レースゲーム、スポーツゲームが競技とされており、欧米や韓国では2010年代から大小の様々な大会が開催されており大きな大会の賞金総額が億に達するとのこと。プレーヤーは個人からチームを組んで闘う団体戦まであって、地元から応援団もやってきて、もはや立派な「スポーツ」と呼べるジャンルになってます。
この人気に乗って東京オリンピックで公式競技になるかその動向が気になります。なぜならIOC(国際オリンピック委員会)は、チェスやビリヤード、囲碁などをe-Sportsとして認可承認されており国際競技団体が加盟しています。2024年のパリオリンピックでは「eスポーツ」が正式種目化になるか委員会で検討されていて、追加種目の可能性が高まってます。
日本におけるeスポーツの現状は…
質の高いゲームショーが開催されているほどのゲーム大国といわれている日本でなぜeスポーツが定着しないのでしょうか?悲しいことにスポンサーが不足…ゲームというジャンルの価値観が、まだ「遊び」ととらえられることが強いということだと思います。定着するにはそのイメージを変えるなにかが必要なのかもしれません。そしてなにより日本では法律上の関係が大きいとのことで、現状定着には厳しい環境なのだそうです。
その理由は、ゲームソフトのメーカからの過剰な投資を防ぐための消費者保護の観点なのだそうです。高額賞金の大会を勝つためにはゲームソフトの購入、またアーケードでの硬貨投入でプレイし続けなければ強くはなれず、賞金をもらうためにプレーヤーはお金を払わざるを得ないことになると…。囲碁や将棋、麻雀など既存のゲームは、ゲームソフトのメーカーに投資せずアナログでも上達することが可能なのでそれ以外のゲームはメーカーの利益につながってしまうと…また参加費をつのって大会の勝者への賞金にすると今度は「賭博罪」にも引っ掛かるという…。うぅむ、これでは日本でeスポーツが発展するのはなかなかむずかしいのではないか。
目指せ!東京オリンピックで日本金メダル!
カジノ法案が通り、賞金レースの大会が開かれていけばジャンルの質もあがって日本でもeスポーツがさかんになるチャンスだと思います。日本にも世界的プレーヤーの誕生も夢ではないのではないでしょうが、このままでは日本では職業「プロゲーマー」が生まれず、優秀なプレーヤーや技術は全て海外へ流出…なんてことも。これは避けなければなりません。せっかく東京オリンピックが開催されるのだからこの機会に是非「eスポーツ」を世界に先駆けてオリンピック公式競技になってもらって日本もeスポーツがどんどん開催されていけば、ひょっとしたら金メダルの獲得の可能性も高まりますね!
公式HP:JeSPA(一般社団法人 日本eスポーツ協会)
参照:GIGAZINE
参照:IGN Japan
参照:GSR